避妊指導
相談のうえ あなたのライフスタイルに適した避妊法を 選択して下さい。
女性にとって、避妊はとても切実な問題。だからこそ、自分にとって何が一番よい避妊法なのか、積極的に考えてほしいものです。ここではいくつかの避妊法をとりあげてみました。確実な避妊のためには、まず「正しい知識」が必要です。
コンドーム 日本ではもっともポピュラーな避妊法。正しく使えば避妊効果はとても高く、最近では、性行為感染症やAIDSの予防にも見直されています。コンドームを確実に使うためのチェックポイントを、しっかり守ってください。
@ 男性のペニスからは、射精する前にすでに精液が出ています。
コンドームは必ず最初からつけること。
A つけるときは、先についている精液だめの部分を軽くねじって、
空気をぬきながらつけること。空気が入ったままだと、性交中に破れる原因になります。
B 射精後は、コンドームの根本を押さえながら、すぐにペニスを膣からひき出すこと。ペニスが小さくなるまでほうっておくと、精液がもれてしまいます。
IUD(アイユーディ) IUDとは、避妊の目的で子宮内に挿入するプラスチック製の小さな器具。避妊効果は高く、1度産婦人科で挿入すれば、その後2年間は有効です。この間、数回挿入状態をチェックします。しかし、子宮頚管を通して挿入するため、子宮頚管の細い出産未経験者には適さず、出産経験のある女性が対象です。まれに出血したり、帯下(おりもの)増加など副作用がみられることもあります。
ピル ピルはからだを仮の妊娠状態(偽妊娠状態)にして、排卵自体をとめてしまうホルモン剤です。毎日ピルを飲み忘れない限りは、唯一100%の避妊法だといえます。また、骨盤内感染症、子宮内感染症の頻度を下げる、過多月経、月経困難症を改善するなどの副効用もいわれています。ただしピルを飲むには 決められた検査を受けた上での、医師の処方箋が必要です。特に35歳以上でタバコを喫う人は、ピルを飲んだ場合循環器系の疾患の発生率が高くなるといわれているので、ピルを服用する前に、医師に相談してください。また、ピルを服用し、吐き気などの副作用が現れた場合も、医師に相談することが必要です。
モーニング.アフターピル(Morning After Pill)とか、性交後避妊(Post-coital Contraception)とか、緊急避妊法(Emergency Contraception;EC))とか、いくつかの呼び名があります。1998年に米国食品医薬品局(FDA)がこの薬の使用の認可を与えて以来、日本のメディアでも紹介され、当院にも時々問い合わせが来るようになりました。しかしながら、約半数以上のケースで悪心、嘔吐をはじめとした副作用がみられ、また、従来の避妊法と比べ避妊効果は決して高いとはいえないようです。当院では、特殊な事情がある場合を除き安易な処方はひかえるようにしています。
危険な避妊法 避妊フィルム 殺精子剤をオブラート状にしたもの。挿入するときは、乾いた指で膣の奥の子宮口の位置まで入れます。膣の入口や途中にフィルムがとどまってしまうと、避妊効果は期待できません。いずれにせよ、溶け出した殺精子剤が精子をすべて殺すのは不可能なこと。この方法だけで避妊するのはやめてください。必ずコンドームなどと併用する補助的な避妊法と、考えてください。
危険な避妊法 膣外射精 これは避妊法ではない、ということをまず認識してほしいと思います。男性のペニスからは射精の前にも精液が出ていますし、射精の直前にペニスをぬき出すタイミングがずれることは、おおいにありえます。また、セックスの直後に膣を洗浄すれば避妊できるというのも、まったくの誤り。彼と二人で話し合い、きちんとコンドームを使うなど、確実な避妊をおこなうようにしてください。
OC(ピル)て何? 最も確実な避妊方です。服用すると、さらにいいことが・・・
月経サイクルが整います。(毎月 月経の始まる日がわかります)
月経痛・量も軽減します。(毎月の憂鬱も少なくなります)
ホルモンバランスが整いお肌の調子がよくなります。(ニキビも改善されます)
現代の女性にぴったりのOCについてお気軽にご相談ください。
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