切迫流産 習慣性流産
切迫流産  自然流産は全妊娠の約10〜12%の頻度でみられ、4〜6回の妊娠に一度の割合になります。時期としては3カ月頃に多く起こります。切迫流産とは「まさに流産しかかっている状態」という意味です。最近の小子化傾向で一度の流産がとても目立ってしまうような印象があります。流産の原因は多岐にわたり根本的な治療法はまだ確立されていません。しかしながら、初期の安静と子宮収縮抑制剤の投与でかなりのケースは対処可能です。妊娠が疑われたり、妊娠初期に出血を認めた場合は早めに産婦人科を受診するようにして下さい。
習慣性流産  3回以上続けて流産を繰り返すケースを習慣性流産と呼びます。原因が不明の場合が多いのですが、対処法としては早期の安静(状態によっては全妊娠期間中)と子宮収縮剤の投与が原則となります。子宮頚管無力症が疑われ際には頚管縫縮術が行われる場合もあります。
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