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産婦人科で行われる手術は数多くありますが、帝王切開術は最も代表的でなじみ深いものだと思います。その起源を遡るとエジプトやギリシャの神話に辿り着きます。 画面の絵は夏の星座へびつかい座でお馴染みのギリシャの医神アスクレピオスの誕生を描いたものです。ギリシャ神話によると太陽神アポロンは恋人コロニスの腹を裂き息子となるアスクレピオスを取り出したとされています。神話の時代はさておき、それ以降帝切の記録は散見されるようですが、母児ともに生存した最も古く確実な記録は16世紀スイスのJ.Nuferが彼の妻に行った帝切例だとされています。まだ、医学の発達していなかった当時は手術の成功率も低かったと予想されます。しかし、麻酔をはじめとした医学の発展により、現代では帝王切開術は格段に安全に実施されています。 |
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